発達障害だとわかるまで
長男には、ADHD(注意欠如・多動症)とSLD(学習障害)の二つの発達障害があります。
ご存じの方も多いのではないでしょうか。ですが私は我が子がその診断をされるまで、恥ずかしながら『発達障害』というものを言葉自体もあまり知りませんでした。
知らなかったことで、小学4年生になるまで他の子たちと我が子との『違い』に気づくことができませんでした。
小学校に入学してからの長男は、
本の読み書きは苦手で、本読みの宿題は特に大嫌いでした。
宿題をしなさい!というと機嫌が悪くなり、えんぴつも持たず何時間も机にうなだれて座っているだけ…そんな様子で時間だけがかかっていました。
物の管理や整理整頓が苦手で、部屋を片付けても次の日には元通り、水筒や筆箱、傘などは本当によく壊れていました。
動きが激しく、走ってこけてケガをすることも多かったです。
時計を読むのも苦手で、アナログ時計は勿論、デジタル時計でも24時間表示にはすごく苦戦していました。
このような様子はあったものの私の受け止め方は、男の子ってほんとに元気だな。意思がはっきりしていて頑固だな。
でした。私は一人目の子供が女の子だったので男女差もあるだろうし、と特に気にしていませんでした。
勉強をするのは嫌いだけど、その代わりスポーツは大好きで、工作で何かを作ったりすることも大好きでした。
どんな人でもその人によって好き嫌いや得意不得意もあるでしょうし、好きなことを全力でする姿を見ていて何も心配していませんでした。
小4の冬の個別懇談で、担任の先生から発達検査をしたほうがいいのではないか。と話をされました。
4年生にもなると、正直長男の様子についてまったく何も不安がなかった訳ではありませんでした…
家に帰って『発達障害』についてネットで調べていくと、あまりにも当てはまる事が多く涙が止まりませんでした。
他の子たちと何の違いもないと思っていた我が子ですが、急に【障害】という言葉が出てきた事が衝撃的であり、とてもショックを受けました。
近くの『児童精神科』がある病院を予約しました。
電話した日から、約3か月くらい先の日で予約がとれました。
まず担当医の診察で困りごとや普段の様子の話をして、MSPA・WISC-V の二つの検査を受けました。
MSPA(エムスパ)とは
発達障害の人がどのような支援を必要としているのかを調べるための検査
WISCーV(ウィスクファイブ)とは
5歳0か月~16歳11か月の子供を対象とした知能検査
MSPAの結果から、コミュニケーション・集団適応力・共感性・こだわり・感覚・反復運動・粗大運動・微細協調運動・不注意・多動性・衝動性・睡眠リズム・学習・言語発達歴
の14項目が1(気になる点はない)~5(個別の支援が必要)で表されどの程度困っているか、困っていないのかを調べれるそうです。
担当の先生には、「2~3の間までなら集団生活において問題はないです。」と言われました。
長男は、不注意・多動性・衝動性・学習の4項目が3を超えていました。
低く出る数字と高く出る数字が凸凹と差が出てしまうほど、子供本人の大変さやしんどさにつながってしまうそうです。
WISC-Vの結果から、言語理解・視空間・流動性推理・ワーキングメモリー・処理速度の5項目を調べてIQとして表されます。
長男はワーキングメモリーがとても低かったです。
ワーキングメモリーとは、耳から聞いた情報を一時的に脳内に保持する時の記憶の容量を反映しています。
この二つの検査をしたことで、今から子供にどう向き合っていくべきか、そして今までの子供との向き合い方の間違いを理解することができました。

コメント